糖尿病学会地方会で発表を行いました。

朝晩もめっきり寒くなりました。

この季節は、診察室にいるので見えませんが、小さい頃は校舎の窓から空にバルーンが浮かんでいるのを眺めていたことを思い出します。この連休の佐賀県内は唐津くんちなどイベントも外出される方も多いのではないでしょうか?私としては、サガン鳥栖がV・ファーレン長崎戦で勝利してほっとしています。

イベントではありませんが、先月、福岡国際会議場で行われました糖尿病学会九州地方会にて漢方薬の六君子湯の糖尿病性腎症の進行抑制効果の演題で発表を行いました。糖尿病性腎症は薬の開発は進行中の様ですが、現時点では特効薬はなく診療の中で悩ましい問題の一つです。

六君子湯は胃腸薬の薬として使われますが、長寿遺伝子とも呼ばれるSirtuin遺伝子を活性化し実験動物で寿命を延ばしたことなどが、NHKの番組で放送されてもおり、多方面からの関心の高い漢方製剤です。少しずれますが、同番組内に出てきた人参養栄湯の認知症に対する効果も興味深いものです。

保険外診療や適応外での処方は行っておりませんが、漢方製剤を含め最も良い選択肢を御呈示できればと考えております。漢方製剤での加療をご検討されている際にも、お声かけ下さい。